Archive for August 2006

31 August

熊の指の数



8/28の日記で触れた「熊の指の数問題」。疑問を残したままではスッキリしないので、色々と調べてみました。が、それでもよく分からないので、行きつけのアメリカのクラフト掲示板の一つで質問を出してみました。
で、そこで意外にもランデブー(一種の狩猟関係のミーティング)関係者から重要な示唆をもらい、一挙に謎がとけました。

いや、これ、すごい話です。多分これだけで一冊の本が書けます。失われていたラコタの一つの模様の「意味」を掘り起こす事が出来ました。そしてその「意味」は連鎖的に色々なモノを掘り起こすキッカケとなりそうです。
その掲示板の友人と一緒に論文を書いて発表することを検討しています。

ちょっと今、すごく興奮しているので上手く説明出来ないし、ここ(ブログ)で書く話でも無いので、またあらためて、今僕が計画しているラコタのビーズ細工に関する本にでも、機会があれば載せようと思います。


なんにしても、これでなんの疑問も無く、「足跡」模様が作れます。
自信を持ってお客様に商品が出せるのが一番嬉しい。




20:12:19 | hilo | No comments |

30 August

マタギ



熊について調べて行くうちに、自然というか当然というか、マタギに興味が行った。

近年熊が里山に出没して頻繁にトラブルになっていて、それについては外部で見ている分には僕も「なんとか保護できんのかなあ」という方向で考えているし、そういう活動をしているボランティア団体にも非常に興味があります。
が、昔、野山を駆け回っている際に、実際にツキノワグマに遭遇したり、行きしなには何もなかった場所に、まだ暖かい非常に大きな糞を発見したときなんかは、やはり怖かったというより、なんでしょうね?やっぱり、こちらから殺気が出てしまうのを自覚したものです。

さらにヒグマに対する熊害のページを読んだり、本を取り寄せたりしているうちに、人が入るべからざる土地に入っては行けないという考えに行き着きました。そしてそういったタブーを探っている内に、そういった場所に入って行くマタギには厳しいタブーがある事が分かりました。詳しくは「白神山地のマタギ」で見て頂きたいのですが、例えば言葉なども山に入ったら「マタギ言葉」を使わなくてはならない様です。

現代に生きる僕には、こうしたギリギリの場所に生きる彼らだからこそ、設定する事が出来たルールを、「なぜこうなのか?」などと解読することなど、100%不可能なのでしょうけど、例えば、ツバメが巣立ちするのは大安の日が圧倒的に多い・・・なんていうのも、ツバメがすごいというより、そういう感覚を有していた、昔の日本人がすごいと思いませんか?
そういう感覚、現代では取り戻したところでどうなるものではないし、逆に恐らくそういう感覚が邪魔だったから、次第に淘汰されてしまったと思うのだけど、可能なら、現代の感覚のままで、そういった感覚も取り戻す事が出来れば、もっと商品の質が深くなる様な気がしています。
幸い、配偶者も都会より田舎が好きなので、次の引越ではもっと田舎に行くかもしれません。
僕の仕事は、ネットが使えて郵便局さえあれば、どこでも出来ますからね。


さて、写真は僕のビデオコレクションの一つ、西村晃(黄門様ですね)主演の「マタギ」。昭和56年の作品。マタギ犬とマタギ、そしてその孫との話です。今晩でももう一度見ようかな。。。。



さらに僕の民謡コレクションを探したら、「熊ひき歌」なるものがありました。
雪山で熊を撃って、雪道を押したり引いたりして村まで帰って行く時に歌われた民謡の様です。歌詞を下に載せますが、ご興味ある方は、こちらに登録しましたので、アクセスしたらダウンロードして聴いて頂く事が出来ます。(ファイル形式mp4)
が、ダウンロードは10名限定、5日間限定なので、ご希望の方はお早めに。。。
ダウンロードはこちらから。
(公開日やダウンロード限定数をオーバーして聴けなかって、どうしても聴きたい方は僕まで直接メール下さい。アドレスはoglala@cup.ocn.ne.jpです)


熊ひき唄

ハァ 苗場山頂で熊とったぞ
ヨーエトナー ヨーイトナー

ハァ 引けや押せやの大力で
ヨーエトナー ヨーイトナー

ハァ この坂登れば ただくだる
ヨーエトナー ヨーイトナー

ハァ 西と東の大関だ
ヨーエトナー ヨーイトナー

ハァ じさまも ばさまも 出て見られ
ヨーエトナー ヨーイトナー




14:23:42 | hilo | No comments |

29 August

その後の我が家の猫環境



こんな仕事にしては、僕はアクセサリーが似合いません。まあ、上手いバーテンには下戸が多いと言う話も聞くので、そんなところではないかと自分を慰めているのですが。。。
そんな僕にもよく似合うキーホルダーがあるのですが、非常に手間で、おまけにキーホルダーにしては高額なので今まで作っていませんでしたが、どうも見る人ごとに「それええやん。作ってよ」言われるので商品化することにしました。
興味ある方、本日(8月29日)の作業日誌に行ってみて下さい。


ところで、最近の我が家の野良猫環境、大分変わってきました。
前に配偶者がご飯をあげたニャン子は、あれから数回来たのですが、最近は来ていません。他にニャン太とニャン兵衛もたまに来ますが、ご飯は食べて行きません。夕方頃来て、ひなたぼっこして帰って行きます。

最近我が家のカリカリの世話になっているのは、ニューフェイスの「ぶさニャン」と「三毛ニャン」、そして「子ニャン子」です。

ぶさニャンは、その名の通り(僕がつけたのですが)世にもブサイク。こんな不細工な子は見た事がありません。そしてガリガリに痩せていました。ウチの近所には野良猫にご飯をあげている家が多いのですが、それにも関わらずこれだけ痩せているというのは、恐らくその不細工さ故に、どこの家でも敬遠されたのでしょう。また、ビックリするくらいケンカも弱いので、どこに行っても他の猫に追い払われるのでしょう(想像ですよ。あくまで)。まさに猫の負け組ですね。

三毛ニャンはぶさニャンと兄弟(?)なのか、すごく仲が良い子です。いつもご飯をあげるために電気をつけると、家の前の階段の上から、鳴きながら全速力で走り降りてきます。かなり可愛い子で、僕のお気に入りです。

子ニャン子は、三毛ニャンの子供の様で、よく三毛ニャンの後からご飯を食べに来ます。が、親離れの時期なのか、ここ数日姿を見ていないのが心配です。


さて、昨日もいつもどおりにカリカリを器に入れて電気をつけて外に出ると、いつも通りぶさニャンが定位置で待っていました。

「今日はあんただけか?三毛ニャンどうした?」

言いながら器を置くと、おっかなびっくり寄ってきます。まだ触らせてくれるところまでは行ってませんが、徐々に信用してくれているみたいで、呼びかけると目を細くしてウットリしています。こっち来たいな〜でも怖いな〜って様が可愛らしいです。

さて、僕らも晩ご飯。

「・・・・・ヒロ、ねえ、この鳥、臭わない?」
「え?わからんで♪美味しい、美味しい♪」
「・・・・いやあ、これ、食べない方がいいなあ〜」
「え!?取り上げんとってよぉ〜!・・・え〜?捨てるの〜?」
「だってヒロ、お腹治ったところでしょ?捨てるわよ」
「・・・・なあ、捨てるんだったら、ぶさニャンらにあげてええか?」
「野良だもんね。じゃあ、あげる?」

あげてみました。ぶさニャン(カリカリは食べ終わっていたけど外で待っていた)大喜び。が、どうした事か、一つだけ食べて、走ってどこかに行ってしまいました。

「?なんなんやろ?」

しばらくしても帰って来ないのでほおっておいて、数十分ほどして覗くと、ちょうど階段の上から、ぶさニャンが全速力で帰って来るのが見えました。その後ろから、三毛ニャン。

「そうか!おまえ、三毛ニャンを呼びに行ってたのか!?」

ぶさニャン、顔はこんなのですが、性格、すんごい可愛いです。


最近は、ぶさニャンが来やすい様に、うちの庭を縄張りにして、ぶさニャンをいじめていたボス猫が来たら、水をかけて撃退しています。

猫社会への内政干渉?

ぶさニャン。





三毛ニャンと子ニャン子。






18:16:12 | hilo | No comments |

28 August

BEAR HAND



ボディ・ビルダーの方から、燃え上がる様なポーチを、というリクエスト。

ちょうど意味合い的にピッタリと思える、近々商品化しようと思っていた、熊の手のひらのデザインがあったので、それを、よりリクエストに合う様に変更して使う事にした。
元来のモチーフは熊の手のひらなんだけど、チーフのウォー・ボンネットをかぶった戦士にも見える様に工夫して、さらに燃え上がる炎にも見える様にまとめてみた。
オーナーの方には、これを身につけて、セルジオ・オリバーの様にパンパンにパンプアップしてもらいたいものだ。
(完成写真は8月28日の作業日誌をご覧下さい。)


さて、熊の模様には色々な意味合いがありますが、平原族の場合、熊の手のひらの模様は、BEAR SOCIETYのシンボルマークとして用いられる事が多かった様です。

 

BEAR SOCIETY
ベア・ソサエティーは、熊の、王者の魂、勇敢さ、闘いの力・強さ・知力・精神力を持ったものとして尊敬を集めた戦士集団である。この集団へ加わる事を許されるのは、非常に名誉であり、メンバーは恐れ敬われた。(トレーディングポストの紹介文より。一部意訳)


このBEAR SOCIETYのシンボルマークでもある熊の手のひら、ラコタでは何故か4本指で表される事が多い様です。実際の所、熊の指は5本です。当時ラコタ族は熊を良く知っていたはずなので、4本だか5本だか分からなかったはずは無いのですが。ちょっと疑問に思って調べてみた所、コンテンポラリーなものは5本指が一般的な様ですが、現代物でもトラディショナルな方向性の作者のものは4本指が多いです。他部族のアンティークものでは5本指と4本指の比率が半々位。ラコタでは4が縁起のいい数字なので、そのためでしょうか?ちょっと疑問を残すのですが、今回はラコタ式に4本指でいくとこにしました。


さて、熊は森(山)の神といわれ、恐れ敬われているし、先のBEAR SOCIETYでも「王者の魂、勇敢さ、闘いの力・強さ・知力・精神力」の象徴の様だし、ラコタの神話では英知の生き物で人間を救ったようなのだが、実際の所、熊、とくにラコタの人々が意味する所の、ヒグマどんな動物なのか、製作に及んで詳しく知る必要がある様に思い、色々と調べてみた。
で、製作とはちょっと関係無いのですが、ちょっと、、、というか相当ショッキングなウェブを見つけたので、リンクを貼ります。

「ヒグマと事件」(「ヒグマのすべて」http://homepage1.nifty.com/~n_izumi/higuma/index.htmlより)

これは北海道で歴史的に起こった「熊害」について書かれたページです。正直、ここまで強烈だとは思っていませんでした。まあ、熊害でも史上最悪クラスの事故について書かれてはいるのですが、その頭の良さ、執念深さ、敏捷性、攻撃性の高さには驚きを通り越して恐れ、しかも神仏に対するのと同じ「畏れ」を感じました。

正に山の神です。人間の方から、会わない様にしなければいけないルールの様な絶対の存在なんだと言う事が分かりました。実際、先にあげたページに記述された「事故」も、犠牲になった方には非常に気の毒な事ですが、すべて人間が入るべからざる場所、侵すべからざる場所に侵入した事で起こった「事故」です。ある意味、裁きとも言えるかもしれません。

さて、こんな写真も見つけました。





一枚目、アラスカの(おそらくイヌイットの)ハンターがしとめた巨大なのは、本当の写真なのですが、事実かどうかがよく分からないそうですが、なんと二枚目のゴルファーが逃げている写真はやらせでは無く、本物との事です。





これは多分アルピノですね。




14:09:33 | hilo | No comments |

27 August

兄弟



昨夜、姉の家の猫が危篤状態になったのだが、義兄の仕事が長引いていため、ウチの車に、姉、配偶者、僕の3人で乗り込んで動物病院に連れて行った。

そもそもこの猫、3年程前に配偶者が実家近くで、生まれたばかりなのに、雨の路傍で濡れて死を待っていた状態だったのを拾って、温めたり動物病院に連れて行ったりして配偶者自身が蘇生させた猫だ。その後、里親探しのボランティアをしている姉に託したものの、情が移って姉が自分で飼う事になって現在に至っている。

先天性腹膜炎と白血病。共に猫に多く、助からない病気だ。

診察の時、少し暴れたので僕が少しの間、押さえていたのだけど、その時に、何とも言えない様な感覚が右の手のひらにあって、それでなぜていると、なんかその感覚が猫に移って行く様な感覚がしたような気がした。
で、「この猫、これで治るんちゃうかな?」と根拠も無くボンヤリ思ったんだが、今日、姉から配偶者に電話があって(仕事中で僕は忙しかったので)、猫が持ち直した、との事だった。そして姉も、「なんかね、宏顕になぜてもらった時、治る様な気がしたのよ」と言っていたらしい。

僕は極めて凡人ですが、ラコタのメディスンマンも「誰もが他を癒せる力を持っているし、癒される力も同時にもっているのだ」と言っているし、そういうこともあるのかもしれませんね。

このメディスンマンの「癒される力」の方の話、よく分からなかったんだけど、昨日の夜、なんだか、今まで僕の中で停滞していたある部分が流れ出した様な気がして、実際なんか今日、そこの部分がうまく行っているんです。こういうことだったのかな。
猫と僕とで、お互いのエネルギー交換の様なものがあったのかもしれませんね。
何かに癒されたと感じているとき、無意識にこちらも、その何かを癒しているのかもしれませんね。

なんか宗教チックな話になりましたが、僕は、そういうのには関係無いですよ!強いて言えば、実家の宗派は真言宗だってぐらいです。


それにしても、同じタイミングで同じ事を思うとは、やはり兄弟というべきなのか、それとも目に見えない同じ感覚を同時に感じたのか。いずれにしても、やはり兄弟だなあ。




22:42:50 | hilo | No comments |